================================================================================================== OpenCube Workflow 2016 for SharePoint 2018年8月1日 (c)Copyright NTT DATA Smart Sourcing Corporation 2016. All rights reserved. ================================================================================================== 0.目次 ============================================================ 1.はじめに 2.変更点 3.制限事項 4.適用手順(新規) 5.適用手順(アップグレード) 6.切戻し手順 7.注意事項 1.はじめに ============================================================ OpenCube Workflow 2016 をご利用いただきましてありがとうございます。 このreadmeファイルには、本リリースに関する情報が記載されています。 本リリースを適用する前に、このファイルをお読みください。 2.変更点 ============================================================ 今回のリリースでは、以下の変更点があります。 (1)Office2013、Office2016用クライアントアドインについて、動作安定の為の機能改善を実施致しました。 (2)Office2013、Office2016用クライアントアドインについて、64bit版のOfficeに対応致しました。 (3)OpenCube Workflow本体について、お客様からのご要望をもとに、動作安定の為の機能改善を実施致しました。 3.制限事項 ============================================================ (1)Office2013、Office2016用クライアントアドインについて、バージョン2.0未満のクライアントアドインがマシンにインストールされている場合 バージョン2.0以上のOffice2013、Office2016用クライアントアドインをインストールする前に、以下の対応を行う必要があります。 a). 古いバージョンのクライアントアドインをアンインストールしてください。 b). 以下の手順で、クライアントアドインのキャッシュファイルを削除します。 1. エクスプローラーにて、以下のディレクトリを開きます。 C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Apps\2.0 例) [ユーザー名]がAdministratorの場合 C:\Users\Administrator\AppData\Local\Apps\2.0 2. エクスプローラー右上部にある検索ボックスにて、以下のファイル名を入力し、検索を実行します。 Wordのクラインアントアドインの場合:WorkflowWordRibbonAddin.dll Excelのクライアントアドインの場合:WorkflowExcelRibbonAddin.dll 3. 2.で検索したファイルが格納されているディレクトリの1つ上のディレクトリを削除します。 例) 「WorkflowWordRibbonAddin.dll」が「C:\Users\Administrator\AppData\Local\Apps\2.0\aaaa\bbbb」に格納されている場合 「aaaa」ディレクトリを削除します。 ※「aaaa」や「bbbb」のディレクトリ名は実際にはランダムな文字列が入ります 4.適用手順(新規) ============================================================ OpenCube 2016を新規ご導入いただく場合は、「セットアップガイド」に則ってインストールを実施してください。 既にOpenCube Workflow 2013をお使いいただいている場合、データベースの更新/Webフロントエンドサーバーの更新を行う必要があります。 5.適用手順(アップグレード) ============================================================ ※OpenCube Workflow 2013をご利用中のお客様は、別紙「OpenCubeWorkflowバージョンアップ手順書2016版.pdf」にて、手順をご参照ください。 以下はOpenCube Workflow 2016をご利用中のお客様が対象の手順です。 ※本パッチ適用前にデータのバックアップをご取得ください。 (1)OpenCube Workflow 2016がインストールされているDBサーバーに対して、以下の手順で適用してください。 @OpenCube Workflow 2016のセットアップガイドを参照して上書きインストールしてください。 「3.1.データーベースサーバー - 3.1.1.インストール」を参照してください。 A多言語辞書情報がリセットされますので、多言語辞書を変更している場合は、ライブラリへ再アップロードしてください。 (2)OpenCube Workflow 2016がインストールされているWebフロントエンドサーバーに対して、以下の手順で適用してください。 @WebフロントエンドサーバーのOSに、管理者権限でログオンします。 A以下のフォルダー内にある「JobList.xml」をバックアップします。 %System%\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\Web Server Extensions\14\TEMPLATE\LAYOUTS\OCWJobList BIISをリセットします。 Cソリューションパッケージの更新を行います。  a. OSの「スタート」−「SharePoint管理シェル」を選択し、右クリックで「管理者として実行」を実行します。  b. SharePoint管理シェルで以下のコマンドを実行します。   Update-SPSolution -Identity "opencubeworkflow2016.wsp" -LiteralPath "wspファイルのパス(ファイル名と拡張子まで含む)" -GACDeployment」のコマンドを実行します。  c. OSの「スタート」−「SharePointサーバーの全体管理」を実行します。  d. 「サーバーの全体管理」−「システム設定」−「ファームソリューションの管理」を実行します。  e. OpenCubeWorkflow2016.wspをクリックします。  f.最終処理の時刻が更新されていることを確認します。 D上記Aでバックアップした「JobList.xml」を以下のフォルダー内に上書き保存します。 %System%\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\Web Server Extensions\14\TEMPLATE\LAYOUTS\OCWJobList EIISをリセットします。 F「サービス」を起動し「SharePoint Timer Service」を再起動します。 設定は以上です。 6.切戻し手順 ============================================================ 以下はOpenCube Workflow 2016をご利用中のお客様が対象の手順です。 仮想マシンのスナップショット作成等、サーバ単位でのバックアップが可能であれば、 パッチ適用前のサーバのバックアップを取得し、そのバックアップからリストアして頂く事で切戻しが可能です。 サーバ単位でのバックアップが難しい場合は、以下の手順で切戻しを行ってください。 (1)従来のOpenCube Workflow 2016がインストールされているDBサーバーに対して、以下の手順で切り戻しを行ってください。 @本パッチ内の「setup_db.exe」を実行し、「アンインストール」を選択した際に、 「データベースの情報をすべて削除しますがよろしいですか。」のメッセージが表示されます。 上記メッセージが表示された際に、「はい」を選択し、OpenCube Workflow 2016に関する全てのデータを削除します。 Aその後、現在ご利用中のバージョンのインストールメディア内の「setup_db.exe」を実行します。 Bインストール完了後、パッチ適用前に取得したデータベースのバックアップからリストアを実施します。 (2)OpenCube Workflow 2016がインストールされているWebフロントエンドサーバーに対して、以下の手順で切り戻しを行ってください。 @WebフロントエンドサーバーのOSに、管理者権限でログオンします。 A以下のフォルダー内にある「JobList.xml」をバックアップします。 %System%\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\Web Server Extensions\14\TEMPLATE\LAYOUTS\OCWJobList BIISをリセットします。 Cソリューションパッケージの更新を行います。  a. OSの「スタート」−「SharePoint管理シェル」を選択し、右クリックで「管理者として実行」を実行します。  b. SharePoint管理シェルで以下のコマンドを実行します。   Update-SPSolution -Identity "opencubeworkflow2016.wsp" -LiteralPath "バージョンアップ前のwspファイルのパス(ファイル名と拡張子まで含む)" -GACDeployment」のコマンドを実行します。  c. OSの「スタート」−「SharePointサーバーの全体管理」を実行します。  d. 「サーバーの全体管理」−「システム設定」−「ファームソリューションの管理」を実行します。  e. OpenCubeWorkflow2016.wspをクリックします。  f.最終処理の時刻が更新されていることを確認します。 D上記Aでバックアップした「JobList.xml」を以下のフォルダー内に上書き保存します。 %System%\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\Web Server Extensions\14\TEMPLATE\LAYOUTS\OCWJobList EIISをリセットします。 F「サービス」を起動し「SharePoint Timer Service」を再起動します。 7.注意事項 ============================================================ (1)ご提供いたしましたOpenCube Workflow 2016のエディションは、Enterpriseとなります。 (2)多言語辞書情報がリセットされますので、多言語辞書を変更している場合は、適用後に再設定してください。 (3)OpenCubeWorkflow2016.wspの適用後、ワークフローが「新しいインスタンスの開始を許可しない」に自動で設定されることがあります。   OpenCubeWorkflow2016.wspの適用後にワークフローの開始ができない場合は、以下の手順で設定を確認してください。 (今回からの注意事項ではなく、従来のOpenCube Workflow 2016と変わらない注意事項です。)  @OpenCubeのワークフローを利用するリスト・ライブラリの編集権限をもつユーザーでSharePointにサインインします。  A該当リスト・ライブラリの「リストの設定(ライブラリの場合は「ライブラリの設定」)」ページを表示します。  Bリスト・ライブラリにワークフローを関連付けている場合は、以下のa〜cを行います。   a.「権限と管理」の「ワークフロー設定」をクリックします。   b.「ワークフローの削除、ブロック、または復元」をクリックします。   c.「新しいインスタンスの開始を許可しない」が選択されている場合は、「許可」を選択して「OK」をクリックします。  Cコンテンツタイプにワークフローを関連付けている場合は、以下のa〜dを行います。   a.該当のコンテンツタイプを選択します。   b.「設定」の「ワークフロー設定」をクリックします。   c.「ワークフローの削除、ブロック、または復元」をクリックします。   d.「新しいインスタンスの開始を許可しない」が選択されている場合は、「許可」を選択して「OK」をクリックします。 (4)Office2016では電子印影機能が正常に動作しない可能性があります。 ============================================================ ============================================================