================================================================================================== OpenCube Workflow 2016 for SharePoint 2018年3月8日 (c)Copyright NTT DATA Smart Sourcing Corporation 2016. All rights reserved. ================================================================================================== 0.目次 ============================================================ 1. はじめに 2. 変更点 3.制限事項 4.適用手順(新規) 5.適用手順(アップグレード) 6.切戻し手順 7.注意事項 1.はじめに ============================================================ OpenCube Workflow 2016 をご利用いただきましてありがとうございます。 このreadmeファイルには、本リリースに関する情報が記載されています。 本リリースの適用する前に、このファイルをお読みください。 2.変更点 ============================================================ 今回のリリースでは、以下の変更点があります。 (1)3rdパーティ製品からスコープ情報の取得時にエラーが発生する事象に対応しました。 3.制限事項 ============================================================ 今回のリリースでは、制限事項はございません。 4.適用手順(新規) ============================================================ OpenCube 2016を新規ご導入いただく場合は、「セットアップガイド」に則ってインストールを実施してください。 既にOpenCube Workflow 2013をお使いいただいている場合、データベースの更新/Webフロントエンドサーバーの更新を行う必要があります。 5.適用手順(アップグレード) ============================================================ ※OpenCube Workflow 2013をご利用中のお客様は、別紙「OpenCubeWorkflowバージョンアップ手順書2016版.pdf」にて、手順をご参照ください。 以下はOpenCube Workflow 2016をご利用中のお客様が対象の手順です。 ※本パッチ適用前にデータのバックアップをご取得ください。 (1)OpenCube Workflow 2016がインストールされているDBサーバーに対して、以下の手順で適用してください。 @OpenCube Workflow 2016のセットアップガイドを参照して上書きインストールしてください。 「3.1.データーベースサーバー - 3.1.1.インストール」を参照してください。 A多言語辞書情報がリセットされますので、多言語辞書を変更している場合は、ライブラリへ再アップロードしてください。 (2)OpenCube Workflow 2016がインストールされているWebフロントエンドサーバーに対して、以下の手順で適用してください。 @WebフロントエンドサーバーのOSに、管理者権限でログオンします。 A以下のフォルダー内にある「JobList.xml」をバックアップします。 %System%\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\Web Server Extensions\14\TEMPLATE\LAYOUTS\OCWJobList BIISをリセットします。 Cソリューションパッケージの更新を行います。  a. OSの「スタート」−「SharePoint管理シェル」を選択し、右クリックで「管理者として実行」を実行します。  b. SharePoint管理シェルで以下のコマンドを実行します。   Update-SPSolution -Identity "opencubeworkflow2016.wsp" -LiteralPath "wspファイルのパス(ファイル名と拡張子まで含む)" -GACDeployment」のコマンドを実行します。  c. OSの「スタート」−「SharePointサーバーの全体管理」を実行します。  d. 「サーバーの全体管理」−「システム設定」−「ファームソリューションの管理」を実行します。  e. OpenCubeWorkflow2016.wspをクリックします。  f.最終処理の時刻が更新されていることを確認します。 D上記Aでバックアップした「JobList.xml」を以下のフォルダー内に上書き保存します。 %System%\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\Web Server Extensions\14\TEMPLATE\LAYOUTS\OCWJobList EIISをリセットします。 F「サービス」を起動し「SharePoint Timer Service」を再起動します。 (3)文書ファイルがロックされていて回覧できなかった場合にリトライ処理する設定に変更するには以下の手順で適用してください。 @「SharePoint2016管理シェル」を管理者モードで実行します。 A以下を実行します。  以下の設定では、リトライ回数5回、リトライの間隔10ミリ秒(0.01秒)に設定しています。  従来通り、リトライを行わないようにするには、それぞれの値を0に設定してください。 $spfarm = get-spfarm $spfarm.properties["ocw_FileLockRetryCount"] = "5" $spfarm.properties["ocw_FileLockRetryInterval"] = "10" $spfarm.update() iisreset (4)回覧ログが取得できなかった場合にリトライ処理する設定に変更するには以下の手順で適用してください。 @「SharePoint2016管理シェル」を管理者モードで実行します。 A以下を実行します。  以下の設定では、リトライ回数5回、リトライの間隔10ミリ秒(0.01秒)に設定しています。 $spfarm = get-spfarm $spfarm.properties["ocw_GetLastOperationLogRetryCount"] = "5" $spfarm.properties["ocw_GetLastOperationLogRetryInterval"] = "10" $spfarm.update() iisreset 設定は以上です。 6.切戻し手順 ============================================================ 以下はOpenCube Workflow 2016をご利用中のお客様が対象の手順です。 仮想マシンのスナップショット作成等、サーバ単位でのバックアップが可能であれば、 パッチ適用前のサーバのバックアップを取得し、そのバックアップからリストアして頂く事で切戻しが可能です。 サーバ単位でのバックアップが難しい場合は、以下の手順で切戻しを行ってください。 (1)従来のOpenCube Workflow 2016がインストールされているDBサーバーに対して、以下の手順で切り戻しを行ってください。 @本パッチ内の「setup_db.exe」を実行し、「アンインストール」を選択した際に、 「データベースの情報をすべて削除しますがよろしいですか。」のメッセージが表示されます。 上記メッセージが表示された際に、「はい」を選択し、OpenCube Workflow 2016に関する全てのデータを削除します。 Aその後、現在ご利用中のバージョンのインストールメディア内の「setup_db.exe」を実行します。 Bインストール完了後、パッチ適用前に取得したデータベースのバックアップからリストアを実施します。 (2)OpenCube Workflow 2016がインストールされているWebフロントエンドサーバーに対して、以下の手順で切り戻しを行ってください。 @WebフロントエンドサーバーのOSに、管理者権限でログオンします。 A以下のフォルダー内にある「JobList.xml」をバックアップします。 %System%\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\Web Server Extensions\14\TEMPLATE\LAYOUTS\OCWJobList BIISをリセットします。 Cソリューションパッケージの更新を行います。  a. OSの「スタート」−「SharePoint管理シェル」を選択し、右クリックで「管理者として実行」を実行します。  b. SharePoint管理シェルで以下のコマンドを実行します。   Update-SPSolution -Identity "opencubeworkflow2016.wsp" -LiteralPath "バージョンアップ前のwspファイルのパス(ファイル名と拡張子まで含む)" -GACDeployment」のコマンドを実行します。  c. OSの「スタート」−「SharePointサーバーの全体管理」を実行します。  d. 「サーバーの全体管理」−「システム設定」−「ファームソリューションの管理」を実行します。  e. OpenCubeWorkflow2016.wspをクリックします。  f.最終処理の時刻が更新されていることを確認します。 D上記Aでバックアップした「JobList.xml」を以下のフォルダー内に上書き保存します。 %System%\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\Web Server Extensions\14\TEMPLATE\LAYOUTS\OCWJobList EIISをリセットします。 F「サービス」を起動し「SharePoint Timer Service」を再起動します。 7.注意事項 ============================================================ (1)ご提供いたしましたOpenCube Workflow 2016のエディションは、Enterpriseとなります。 (2)多言語辞書情報がリセットされますので、多言語辞書を変更している場合は、適用後に再設定してください。 (3)OpenCubeWorkflow2016.wspの適用後、ワークフローが「新しいインスタンスの開始を許可しない」に自動で設定されることがあります。   OpenCubeWorkflow2016.wspの適用後にワークフローの開始ができない場合は、以下の手順で設定を確認してください。 (今回からの注意事項ではなく、従来のOpenCube Workflow 2016と変わらない注意事項です。)  @OpenCubeのワークフローを利用するリスト・ライブラリの編集権限をもつユーザーでSharePointにサインインします。  A該当リスト・ライブラリの「リストの設定(ライブラリの場合は「ライブラリの設定」)」ページを表示します。  Bリスト・ライブラリにワークフローを関連付けている場合は、以下のa〜cを行います。   a.「権限と管理」の「ワークフロー設定」をクリックします。   b.「ワークフローの削除、ブロック、または復元」をクリックします。   c.「新しいインスタンスの開始を許可しない」が選択されている場合は、「許可」を選択して「OK」をクリックします。  Cコンテンツタイプにワークフローを関連付けている場合は、以下のa〜dを行います。   a.該当のコンテンツタイプを選択します。   b.「設定」の「ワークフロー設定」をクリックします。   c.「ワークフローの削除、ブロック、または復元」をクリックします。   d.「新しいインスタンスの開始を許可しない」が選択されている場合は、「許可」を選択して「OK」をクリックします。 (4)管理サイトの英語版は今回含まれておりません。準備が整いましたら提供させて頂きます。 (5)Office2016では電子印影機能が正常に動作しない可能性があります。 ============================================================ ============================================================