============================================================ OpenCube Workflow 2013 for SharePoint リリースノート 2017年1月6日 (c)Copyright NTT DATA Smart Sourcing Corporation 2013. All rights reserved. ============================================================ 0.目次 ============================================================ 1.はじめに 2.変更点 3.制限事項 4.適用手順 5.切戻し手順 6.注意事項 1.はじめに ============================================================ OpenCube Workflow 2013 をご利用いただきましてありがとうございます。 このreadmeファイルには、本パッチに関する情報が記載されています。 本パッチを適用する前に、このファイルをお読みください。 2.変更点 ============================================================ 今回のリリースでは、以下の変更点があります。 (1)メール送信アドインおよび、通知で、ユーザー情報からメールアドレスが取得できなかった場合に処理をリトライするように対応しました。 3.制限事項 ============================================================ デバッグモードで実行するとイベントログにメール送信処理実行時の 詳細なログが記録されます。 但し、通常より多数のイベントが記録されますので、サーバの リソース(ディスク容量等)や、ログローテーションの設定など にご注意ください。 【デバッグログの出力設定】 Sharepoint管理シェルを管理者で起動し、以下のコマンドを実行します。 $spfarm=get-spfarm $spfarm.properties["ocw_debugmode"]="true" $spfarm.update() iisreset 【デバッグログの取得】 デバッグログの出力設定後、本事象の操作をして頂き、イベントログに出力されている該当のログを取得下さい。 ※ログ取得後は、お手数ですがデバッグログの出力解除設定を実施頂きますようお願い致します。 【デバッグログの出力解除設定】 Sharepoint管理シェルを管理者で起動し、以下のコマンドを実行します。 $spfarm=get-spfarm $spfarm.properties["ocw_debugmode"]="false" $spfarm.update() iisreset 4.適用手順 ============================================================ (1)DBサーバーへの適用はありません。 (2)OpenCube Workflow 2013がインストールされているWebフロントエンドサーバーに対して、以下の手順で適用してください。 @WebフロントエンドサーバーのOSに、管理者権限でログオンします。 A以下のフォルダー内にある「JobList.xml」をバックアップします。 %System%\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\Web Server Extensions\14\TEMPLATE\LAYOUTS\OCWJobList BIISをリセットします。 Cソリューションパッケージの更新を行います。  a. OSの「スタート」−「SharePoint管理シェル」を選択し、右クリックで「管理者として実行」を実行します。  b. SharePoint管理シェルで以下のコマンドを実行します。   Update-SPSolution -Identity "opencubeworkflow2013.wsp" -LiteralPath "wspファイルのパス(ファイル名と拡張子まで含む)" -GACDeployment」のコマンドを実行します。  c. OSの「スタート」−「SharePointサーバーの全体管理」を実行します。  d. 「サーバーの全体管理」−「システム設定」−「ファームソリューションの管理」を実行します。  e. OpenCubeWorkflow2013.wspをクリックします。  f.最終処理の時刻が更新されていることを確認します。 D上記Aでバックアップした「JobList.xml」を以下のフォルダー内に上書き保存します。 %System%\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\Web Server Extensions\14\TEMPLATE\LAYOUTS\OCWJobList EIISをリセットします。 F「サービス」を起動し「SharePoint Timer Service」を再起動します。 (3)メールアドレスが取得できなかった時にリトライ処理する設定に変更するには以下の手順で適用してください。 @SharePoint2013管理シェルを管理者モードで実行します。 A以下を実行します。  以下の設定では、リトライ回数5回、リトライの間隔100ミリ秒(0.1秒)に設定しています。 $spfarm = get-spfarm $spfarm.properties["ocw_MailRetryMode"] = "true" $spfarm.properties["ocw_MailRetryInterval"] = "100" $spfarm.properties["ocw_MailRetryCount"] = "5" $spfarm.update() iisreset 設定は以上です。 (4)メールアドレスが取得できなかった時にリトライ処理をしない(現状の処理)ように変更するには、以下の手順で適用してください。 @SharePoint2013管理シェルを管理者モードで実行します。 A以下を実行します。 $spfarm = get-spfarm $spfarm.properties["ocw_MailRetryMode"] = "" $spfarm.update() iisreset 5.切戻し手順 ============================================================ (1)DBサーバーの切り戻しはありません。 (2)OpenCube Workflow 2013がインストールされているWebフロントエンドサーバーに対して、以下の手順で切り戻しを行ってください。 @WebフロントエンドサーバーのOSに、管理者権限でログオンします。 A以下のフォルダー内にある「JobList.xml」をバックアップします。 %System%\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\Web Server Extensions\14\TEMPLATE\LAYOUTS\OCWJobList BIISをリセットします。 Cパッチ適用前のwspファイルを使用してソリューションパッケージの更新を行います。  a. OSの「スタート」−「SharePoint管理シェル」を選択し、右クリックで「管理者として実行」を実行します。  b. SharePoint管理シェルで以下のコマンドを実行します。   Update-SPSolution -Identity "opencubeworkflow2013.wsp" -LiteralPath "wspファイルのパス(ファイル名と拡張子まで含む)" -GACDeployment」のコマンドを実行します。  c. OSの「スタート」−「SharePointサーバーの全体管理」を実行します。  d. 「サーバーの全体管理」−「システム設定」−「ファームソリューションの管理」を実行します。  e. OpenCubeWorkflow2013.wspをクリックします。  f.最終処理の時刻が更新されていることを確認します。 D上記Aでバックアップした「JobList.xml」を以下のフォルダー内に上書き保存します。 %System%\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\Web Server Extensions\14\TEMPLATE\LAYOUTS\OCWJobList EIISをリセットします。 F「サービス」を起動し「SharePoint Timer Service」を再起動します。 6.注意事項 ============================================================ (1)OpenCubeWorkflow2013.wspの適用後、ワークフローが「新しいインスタンスの開始を許可しない」に自動で設定されることがあります。   OpenCubeWorkflow2013.wspの適用後にワークフローの開始ができない場合は、以下の手順で設定を確認してください。 (今回からの注意事項ではなく、従来のOpenCube Workflow 2013と変わらない注意事項です。)  @OpenCubeのワークフローを利用するリスト・ライブラリの編集権限をもつユーザーでSharePointにサインインします。  A該当リスト・ライブラリの「リストの設定(ライブラリの場合は「ライブラリの設定」)」ページを表示します。  Bリスト・ライブラリにワークフローを関連付けている場合は、以下のa〜cを行います。   a.「権限と管理」の「ワークフロー設定」をクリックします。   b.「ワークフローの削除、ブロック、または復元」をクリックします。   c.「新しいインスタンスの開始を許可しない」が選択されている場合は、「許可」を選択して「OK」をクリックします。  Cコンテンツタイプにワークフローを関連付けている場合は、以下のa〜dを行います。   a.該当のコンテンツタイプを選択します。   b.「設定」の「ワークフロー設定」をクリックします。   c.「ワークフローの削除、ブロック、または復元」をクリックします。   d.「新しいインスタンスの開始を許可しない」が選択されている場合は、「許可」を選択して「OK」をクリックします。 ============================================================