================================================================================================== OpenCube Workflow 2013 for SharePoint プログレス情報取得用API追加対応 2015年04月17日 (c)Copyright NTT DATA Smart Sourcing Corporation 2013. All rights reserved. ================================================================================================== 0.目次 ============================================================ 1. はじめに 2. 変更点 3.制限事項 4. 適用手順 5. 注意事項 1.はじめに ============================================================ OpenCube Workflow 2013 をご利用いただきましてありがとうございます。 このreadmeファイルには、プログレス情報取得用APIを追加したパッチに関する情報が記載されています。 本パッチを適用する前に、このファイルをお読みください。 2.変更点 ============================================================ 今回のリリースでは、以下の変更点があります。 (1)ワークフローが並行実行している案件のプログレス情報を容易に取得するためのAPIを追加しました。 (2)プログレスごとのカレントプロセスIDとカレントプロセス名を保持するカレントステータスセット(CSS)を追加しました。 【OpenCube.FormEngine.Progressクラスに追加したプロパティ】 string Id プログレスIDを取得します。 string JobId 案件IDを取得します。 string BusinessFlowTemplateId ビジネスフローテンプレートIDを取得します。 string BusinessFlowTemplateName ビジネスフローテンプレート名を取得します。 string SubWorkflowId サブワークフローIDを取得します。 string SubWorkflowName サブワークフロー名を取得します。 string ScopeSetId スコープセットIDを取得します。 string EntryId エントリーIDを取得します。 string EntryName エントリー名を取得します。 string CurrentProcessId カレントプロセスIDを取得します。 string CurrentProcessName カレントプロセス名を取得します。 string ParentProgressId 親プログレスIDを取得します。 string Status プログレスのステータスを取得します。 string FootMarkId フットマークIDを取得します。 int ExpirationDay 有効期限(日)を取得します。 int ExpirationHour 有効期限(時)を取得します。 int ExpirationMinute 有効期限(分)を取得します。 int ExpirationSecond 有効期限(秒)を取得します。 DateTime UpdateDateTime 更新日時を取得します。 SubWorkflow SubWorkflow プログレスと関連のあるサブワークフローオブジェクトを取得します。 Process CurrentProcess カレントプロセスのプロセスオブジェクトを取得します。 Entry Entry プログレスと関連のあるエントリーオブジェクトを取得します。 bool CurrentSubWorkflowFlag プログレスと関連のあるサブワークフローがアクティブかどうかの情報を取得します。(true:アクティブ false:非アクティブ) string DocumentUrl 案件と関連のあるアイテムURLを取得します。 【OpenCube.FormEngine.Progressクラスに追加したメソッド】 List GetOperationIds()  →プログレスのカレントプロセスに設定されている操作のIDを全て取得します。 List GetOperationNames()  →プログレスのカレントプロセスに設定されている操作の表示名を全て取得します。 Dictionary GetOperationIdsAndNames()  →プログレスのカレントプロセスに設定されている操作のIDと表示名を全て取得します。 List GetAvailableOperationIds(string strUserId, string strSiteUrl)  →プログレスのカレントプロセスに設定されている操作で、指定したユーザーが利用可能な操作のIDを全て取得します。   メソッド内でCSSの生成を行うため、パフォーマンスが劣化する可能性があります。 List GetAvailableOperationIds(string strUserId, string strSiteUrl, CurrentStatusSet objCss)  →プログレスのカレントプロセスに設定されている操作で、指定したユーザーが利用可能な操作のIDを全て取得します。 List GetAvailableOperationNames(string strUserId, string strSiteUrl)  →プログレスのカレントプロセスに設定されている操作で、指定したユーザーが利用可能な操作の表示名を全て取得します。   メソッド内でCSSの生成を行うため、パフォーマンスが劣化する可能性があります。 List GetAvailableOperationNames(string strUserId, string strSiteUrl, CurrentStatusSet objCss)  →プログレスのカレントプロセスに設定されている操作で、指定したユーザーが利用可能な操作の表示名を全て取得します。 Dictionary GetAvailableOperationIdsAndNames(string strUserId, string strSiteUrl)  →プログレスのカレントプロセスに設定されている操作で、指定したユーザーが利用可能な操作のIDと表示名を全て取得します。   メソッド内でCSSの生成を行うため、パフォーマンスが劣化する可能性があります。 Dictionary GetAvailableOperationIdsAndNames(string strUserId, string strSiteUrl, CurrentStatusSet objCss)  →プログレスのカレントプロセスに設定されている操作で、指定したユーザーが利用可能な操作のIDと表示名を全て取得します。 ScopeCollection GetTemplateTransactScope()  →プログレスのカレントプロセスに設定されている、テンプレートの回覧スコープを取得します。 ScopeCollection GetTemplateReadScope()  →プログレスのカレントプロセスに設定されている、テンプレートの閲覧スコープを取得します。 ScopeCollection GetJobTransactScope()  →プログレスのカレントプロセスに設定されている、案件ごとに編集した回覧スコープを取得します。 ScopeCollection GetJobReadScope()  →プログレスのカレントプロセスに設定されている、案件ごとに編集した閲覧スコープを取得します。 ScopeCollection GetTransactScope()  →プログレスのカレントプロセスに設定されている回覧スコープを取得します。   案件ごとに編集した回覧スコープが存在する場合、案件ごとに編集した回覧スコープのみを取得します。   案件ごとに編集した回覧スコープが存在しない場合、テンプレートの回覧スコープのみを取得します。 ScopeCollection GetReadScope()  →プログレスのカレントプロセスに設定されている閲覧スコープを取得します。   案件ごとに編集した閲覧スコープが存在する場合、案件ごとに編集した閲覧スコープのみを取得します。   案件ごとに編集した閲覧スコープが存在しない場合、テンプレートの閲覧スコープのみを取得します。 List GetTransactScopeUsers(strSiteUrl)  →プログレスのカレントプロセスを回覧できるユーザーを取得します。   スコープにActive DirectoryのセキュリティグループやSharePointグループが設定されている場合、それに所属するユーザーも取得します。 【OpenCube.FormEngine.Jobクラスに追加したメソッド】 List GetAvailableProgresses(string strUserId)  →指定したユーザーが回覧できるプログレスを取得します。 List GetReadableProgresses(string strUserId)  →指定したユーザーが閲覧できるプログレスを取得します。 3.制限事項 ============================================================ 今回のリリースでは、以下の項目につきまして制限事項があります。 (今回からの制限事項ではなく、従来のOpenCube Workflow 2013と変わらない制限事項です。) (1)Visio 2013をサポートしておりません。WorkFlowEditorによるビジネスフローテンプレートの作成については「Visio 2010」をご利用ください。 (2)起案「ブート」ドキュメントライブラリを利用してのワークフロー操作を行うことができません。 (3)起案「ワーク」ドキュメントライブラリを利用してのワークフロー操作を行うことができません。 (4)カスタムリストのフォルダ間移動をサポートしておりません。Enterpriseエディションの場合は、リスト間(別サイトのリストを含む)の移動を行うことができます。 4.適用手順 ============================================================ 既にOpenCube Workflow 2013がインストールされているWebフロントエンドサーバーに対して、以下の手順で適用してください。 (1)WebフロントエンドサーバーのOSに、管理者権限でログオンします。 (2)以下のフォルダー内にある「JobList.xml」をバックアップします。 C:\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\Web Server Extensions\14\TEMPLATE\LAYOUTS\OCWJobList (3)管理者権限でIISをリセットします。 (4)ソリューションパッケージの更新を行います。  @ OSの「スタート」−「SharePoint管理シェル」を選択し、右クリックで「管理者として実行」を選択します。  A SharePoint管理シェルで以下のコマンドを実行します。   Update-SPSolution -Identity "opencubeworkflow2013.wsp" -LiteralPath "wspファイルのパス(ファイル名と拡張子まで含む)" -GACDeployment」のコマンドを実行します。  B OSの「スタート」−「SharePointサーバーの全体管理」を起動します。  C 「サーバーの全体管理」−「システム設定」−「ファームソリューションの管理」をクリックします。  D OpenCubeWorkflow2013.wspをクリックします。  E最終処理の時刻が更新されていることを確認します。 (5)上記(2)でバックアップした「JobList.xml」を以下のフォルダー内に上書き保存します。 C:\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\Web Server Extensions\14\TEMPLATE\LAYOUTS\OCWJobList (6)管理者権限でIISをリセットします。 5.注意事項 ============================================================ OpenCubeWorkflow2013.wspの更新後、ワークフローが「新しいインスタンスの開始を許可しない」に自動で設定されることがあります。 OpenCubeWorkflow2013.wspの更新後にワークフローの開始ができない場合は、以下の手順で設定を確認してください。 (今回からの注意事項ではなく、従来のOpenCube Workflow 2013と変わらない注意事項です。) (1)OpenCubeのワークフローを利用するリスト・ライブラリの編集権限をもつユーザーでSharePointにサインインします。 (2)該当リスト・ライブラリの「リストの設定(ライブラリの場合は「ライブラリの設定」)」ページを表示します。 (3)リスト・ライブラリにワークフローを関連付けている場合は、以下の@〜Bを行います。  @「権限と管理」の「ワークフロー設定」をクリックします。  A「ワークフローの削除、ブロック、または復元」をクリックします。  B「新しいインスタンスの開始を許可しない」が選択されている場合は、「許可」を選択して「OK」をクリックします。 (4)コンテンツタイプにワークフローを関連付けている場合は、以下の@〜Cを行います。  @該当のコンテンツタイプを選択します。  A「設定」の「ワークフロー設定」をクリックします。  B「ワークフローの削除、ブロック、または復元」をクリックします。  C「新しいインスタンスの開始を許可しない」が選択されている場合は、「許可」を選択して「OK」をクリックします。 ==================================================================================================