================================================================================================== OpenCube Workflow 2013 for SharePoint 2015年02月02日 (c)Copyright NTT DATA Smart Sourcing Corporation 2013. All rights reserved. ================================================================================================== 0.目次 ============================================================ 1. はじめに 2. 変更点 3.制限事項 4. 適用手順 5. 注意事項 1.はじめに ============================================================ OpenCube Workflow 2013 をご利用いただきましてありがとうございます。 このreadmeファイルには、パフォーマンスの改善とログ出力機能の強化に関する情報が記載されています。 本パッチを適用する前に、このファイルをお読みください。 2.変更点 ============================================================ 今回のリリースでは、以下の変更点があります。 (1)WinNTでのアクセスを行わないように設定を変更できる項目をOpenCube Workflow 2013の環境設定に追加しました。   環境設定の「Windowsのローカルグループを利用する」と「Windowsのローカルアカウントを利用する」を「いいえ」にすることで、WinNTでのアクセスを行わなくなります。 (2)案件一覧/未決箱でSharePoint情報の取得に失敗した際の警告ログの出力を行わないように設定を変更できる項目をOpenCube Workflow 2013の環境設定に追加しました。   環境設定の「SharePoint情報の取得エラーをログ出力する」を「いいえ」にすることで、警告ログを出力しなくなります。 (3)ワークフローの1回の回覧操作にかかった時間をログに出力するように設定を変更できる項目をOpenCube Workflow 2013の環境設定に追加しました。   環境設定の「ワークフローの1回の回覧操作にかかった時間をログ出力する」を「はい」にすることで、回覧時間をログ出力するようになります。 (4)Active Directoryへの接続に利用したオブジェクトを明示的に開放するように処理を変更しました。 (5)案件一覧/未決箱でSharePoint情報の取得に失敗した際の警告ログに、詳細な情報を出力するよう機能強化しました。 (6)Active Directoryへのアクセスエラー時に出力するエラーログに、アイテムを特定するための情報を追加しました。 (7)Active Directoryへのアクセスエラー時に出力するエラーログに、Active Directoryへのアクセスにかかった時間情報を追加しました。 (8)Active Directoryへのアクセス時に発生することのある「そのようなオブジェクトはありません」のエラーログに、エラー箇所を特定するための情報を追加しました。 3.制限事項 ============================================================ 今回のリリースでは、以下の項目につきまして制限事項があります。 (1)Visio 2013をサポートしておりません。WorkFlowEditorによるビジネスフローテンプレートの作成については「Visio 2010」をご利用ください。 (2)起案「ブート」ドキュメントライブラリを利用してのワークフロー操作を行うことができません。 (3)起案「ワーク」ドキュメントライブラリを利用してのワークフロー操作を行うことができません。 (4)カスタムリストのフォルダ間移動をサポートしておりません。Enterpriseエディションの場合は、リスト間(別サイトのリストを含む)の移動を行うことができます。 4.適用手順 ============================================================ 新規にインストールする場合は、OpenCube Workflow 2013のセットアップガイドを参照してください。 既にOpenCube Workflow 2013がインストールされている環境に適用する場合は、以下の手順で行ってください。 4.1.Webフロントエンドサーバーへの適用 ------------------------------------------------------------ (1)WebフロントエンドサーバーのOSに、管理者権限でログオンします。 (2)以下のフォルダー内にある「JobList.xml」をバックアップします。 C:\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\Web Server Extensions\14\TEMPLATE\LAYOUTS\OCWJobList (3)管理者権限でIISをリセットします。 (4)ソリューションパッケージの更新を行います。  ① OSの「スタート」-「SharePoint管理シェル」を選択し、右クリックで「管理者として実行」を選択します。  ② SharePoint管理シェルで以下のコマンドを実行します。   Update-SPSolution -Identity "opencubeworkflow2013.wsp" -LiteralPath "wspファイルのパス(ファイル名と拡張子まで含む)" -GACDeployment」のコマンドを実行します。  ③ OSの「スタート」-「SharePointサーバーの全体管理」を起動します。  ④ 「サーバーの全体管理」-「システム設定」-「ファームソリューションの管理」をクリックします。  ⑤ OpenCubeWorkflow2013.wspをクリックします。  ⑥最終処理の時刻が更新されていることを確認します。 (5)上記(2)でバックアップした「JobList.xml」を以下のフォルダー内に上書き保存します。 C:\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\Web Server Extensions\14\TEMPLATE\LAYOUTS\OCWJobList (6)管理者権限でIISをリセットします。 5.注意事項 ============================================================ OpenCubeWorkflow2013.wspの更新後、ワークフローが「新しいインスタンスの開始を許可しない」に自動で設定されることがあります。 OpenCubeWorkflow2013.wspの更新後にワークフローの開始ができない場合は、以下の手順で設定を確認してください。 (1)OpenCubeのワークフローを利用するリスト・ライブラリの編集権限をもつユーザーでSharePointにサインインします。 (2)該当リスト・ライブラリの「リストの設定(ライブラリの場合は「ライブラリの設定」)」ページを表示します。 (3)リスト・ライブラリにワークフローを関連付けている場合は、以下の①~③を行います。  ①「権限と管理」の「ワークフロー設定」をクリックします。  ②「ワークフローの削除、ブロック、または復元」をクリックします。  ③「新しいインスタンスの開始を許可しない」が選択されている場合は、「許可」を選択して「OK」をクリックします。 (4)コンテンツタイプにワークフローを関連付けている場合は、以下の①~④を行います。  ①該当のコンテンツタイプを選択します。  ②「設定」の「ワークフロー設定」をクリックします。  ③「ワークフローの削除、ブロック、または復元」をクリックします。  ④「新しいインスタンスの開始を許可しない」が選択されている場合は、「許可」を選択して「OK」をクリックします。 ==================================================================================================